編集者時代の仲間が
海外から一時帰国。
ひとしきり騒いで、
忘年会帰りのサラリーマンが
ひしめく地下鉄の終電に飛び乗った。
しばらくして、私の後ろに
空間ができた。
も、もしや、、、。
数ヶ月前に出会った
ゲロ吐き男の存在が蘇る。
恐る恐る後ろを見ると、
いた。
今度はゲロ吐き女。
誰かに飲まされたのだろうか。
加減を知らなかったのだろうか。
イヤなことでもあったのか。
ドアの手すりに寄りかかり、
立ったまま吐き続けていた。
そのゲロは、座席に座る女の
膝に直撃していた。
ちょっと気の強そうな
ケバい感じの女だった。
怒りにうち震えている。
ゲロ吐き女はそうとは知らずに
吐き続けている。
とりあえずケバ女がゲロ女を
その場にしゃがませたが、それすら
気がつかない。
電車が再びホームに入った。
ドアが開く。
その途端、被害にあったケバ女は、
ゲロ吐き女をホームに放り出した。
あっという間の出来事だった。
一緒にいた私の先輩は、
「まあ、(放り出されるのも)
無理ないよね」
と言った。
そそそそそうかなぁ?
女って、、、
女って、、、、、、、。
こわすぎる。